GLEIFはIDの確認とオンラインによるデータ集約のしやすさを通じた信頼性向上に向けて、機械可読の財務報告書へのLEIの埋め込みに成功
GLEIFはXBRLとHTMLの形式に準拠した人間と機械が可読な2018年度年次報告書を公表し、GLEIFのLEIを初めて財務情報に埋め込む
Global Legal Entity Identifier Foundation (GLEIF)は、デジタルの機械可読の財務文書内への取引主体識別子 (LEI)の埋め込みに成功しました。XBRL Internationalと連携し、GLEIFはXBRLとHTMLの形式に準拠した人間と機械が可読な2018年度年次報告書を公表し、GLEIFのLEIを初めて財務情報に埋め込みました。同年次報告書は、提出企業とグローバルLEIインデックスに含まれた検証済みの取引主体識別子の参照データが自動的にリンクされた世界初の公式の事業報告書となります。
デジタル財務報告書に組織のLEI – またはその関連会社、子会社および親会社のLEIを埋め込む処理により、戦略的意思決定を通知する公式文書に依拠する市場参加者(トレーダー、投資家、規制当局など)は、届出した取引主体の情報を容易に集約して、確認することができます。
また、GLEIFの2018年度年次報告書には、署名する執行役員のデジタル証明書にもGLEIFのLEIが埋め込まれています。これらの証明書は初めて、LEIを通じて署名者の役割を組織に関係づけたことから、自動的に検証に使用することができます。つまりLEIを共有することで、提出した文書と署名者が同一の組織であることを示します。財務諸表に署名する執行役員のデジタル証明書に企業のLEIを埋め込めば、世界中の公開サーバー経由での提出文書へのアクセスを許可しても、データの信頼性と情報が改ざんされていないことに関する再保証となります。
金融市場の参加者にとってのこのアプローチの大きなメリットに関する詳細については、このGLEIFブログの記事を参照してください。