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\ 金融包摂のインタビューシリーズ第3回 – アフリカ全体で国際的に認められた企業IDの普及を促進する際にLEI発行者が果たす重要な役割について、LSEG (ロンドン証券取引所グループ) のアルバータ・アビー氏に話を伺います

アフリカにおける貿易金融ギャップを埋めることを目的としたGLEIFのデジタルIDイニシアティブの導入を受けて、このプロジェクトによって、アフリカ大陸の範囲を超えてSMEの金融包摂の拡大をどう引き起こすかについて考えを拝聴するために、主要パートナーと情報交換をしています。


著者: アルバータ・アビー、LSEGのデータ・アナリティクス部門LEIアナリスト

  • 日付: 2021-10-13
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世界中の中小企業 (SMEs) は、銀行、サービスプロバイダー、その他の企業に自らの身元を証明できる法的文書を持っていません。そのため、発展途上国を中心に、貿易金融へのアクセスやパートナーシップの構築に苦労している企業は、数百万社にのぼります。

アフリカに存在するこうした貿易金融ギャップを埋めることを目的としたGLEIFのデジタルIDイニシアティブの導入を受けて、このプロジェクトによって、アフリカ大陸の範囲を超えてSMEの金融包摂の拡大をどう引き起こすかについて考えを拝聴するために、主要パートナーと情報交換をしています。

LSEGのデータ・アナリティクス部門のLEIアナリストであるアルバータ・アビー氏に話を伺い、このイニシアティブが、LEI (取引主体識別子) という形で国際的に認められた企業IDのアフリカでの普及をどのようにサポートするか、また、アフリカ全体でより多くの企業にLEI取得をどのように促すかについて検討していきます。

LSEGは、付番機関 (LOU) とも呼ばれるLEI発行者として、グローバルLEIシステムで重要な役割を果たしています。LEI発行者は、取引主体に対するLEIの発行がGLEIFから認定され、取引主体とのLEIシステムの窓口として、登録、更新、その他のサービスを提供します。また、システム内のこの新しい事業モデルである登録エージェントとも協力し、金融機関が顧客のLEIを取得および保守できるようにして、発行ワークフローをサポートします。

この主力イニシアティブにおけるLSEGの役割は何でしたか?

LEI発行組織として、アフリカの登録エージェントにトレーニングと継続的なサポートを提供します。

どういう理由から、当イニシアティブに関わることを決めたのでしょうか?

LSEGは、アフリカ各地でLEIの普及を促すためにこのイニシアティブに参加しました。当グループの目標は、このプロジェクトを通じてLEIの用途とメリットを示すことにより、アフリカ全体でLEIを取得する企業の増加が促されることです。このプロジェクトで最初に採用したパートナーシップアプローチは、パイロット版以降も継続していく予定です。

世界第2位のLEI発行者として、アフリカ大陸全体でLEIがよりアクセスしやすいものになるように、このプロジェクトをアフリカのエージェントと提携する良い機会にしていきます。

アフリカLEIイニシアティブのLEI発行者として、LSEGは参加を通じて、当グループおよび地域の銀行やSMEのためにどのようなメリットを実現したいと考えていますか?

当グループは、登録エージェントであるNMB銀行との協力関係を嬉しく思っています。この協力関係を通じて、地域の企業がLEIを取得するためのプラットフォームを提供し、よって、GLEIFを通じてこれらの企業のステータスが国際的に検証可能となるようにします。

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著者について:

アルバータ・アビー氏は、LSEGのLEIアナリストであり、2017年9月から同職に就いています。それ以前は、International Financial Data Servicesで財務報告シニアアソシエイトとして勤務していました。WorldFirst、Brewin Dolphin、Bank of Americaでも様々な職務に就いていました。同氏は、金融サービス分野で10年以上の経験を持っており、キャリアのスタートはFirst National Bank of Chicagoで、ISDAデリバティブの確認を担当していました。ロンドン・サウス・バンク大学において国際金融・投資の理学修士号(MSc)を取得。


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グローバルLEIインデックス, 登録エージェント, デジタル識別, Global Legal Entity Identifier Foundation (GLEIF), データ管理, コンプライアンス, ガバナンス, 規制, 顧客の本人確認(KYC), LEIマッピング, LEI ニュース, LEIの更新