2018年第2四半期において、LEI母集団全体に占める完全に検証されたレベル1参照データの割合は、84.6%から76.1%に低下しました。このように低下したのは、最大のLEI発行者であるBusiness Entity Data B.V.が、管理下にあった過去のLEIの件数の多くのステイタスを「完全検証済み」から「取引主体の供給のみ」に突然調整した事実が背景にあります。Business Entity Data B.V.は現在、LEI母集団全体の約31%を管理しています。具体的には、2018年第2四半期において、LEI全体に占めるBusiness Entity Data B.V.が管理する完全に検証されたレベル1参照データの割合は、84.5%から59.1%へと大幅に低下しました。Business Entity Data B.V.は、この発行を段階的に改善している過程にあります。第4四半期現在、Business Entity Data B.Vは、管理する完全に検証されたLEIのレベル1参照データの割合は64.8%に達したと報告しました。
親会社情報の提供または公表の妨げとなる法的障害がある(適用除外)と報告した取引主体全体の割合は、第2四半期に4%から19%へと大きく上昇しました。これは、Business Entity Data B.V.が報告内容を変更したことによります。
2018年第4四半期において、Business Entity Data B.V.は、管理下にあるLEIの28.7%が親会社情報の提供について適用除外となると報告しました。この1つのLEI発行者の報告の結果として、LEI母集団全体の統計は、取引主体のうち9.6%が親会社情報の提供または公表の妨げとなる法的障害が存在することを示しています。
ただし、Business Entity Data B.V.のポートフォリオを除くLEI母集団の親会社情報の報告に関する適用除外率は、わずか2.5%にとどまっています。
四半期レポートは、グローバルLEIシステムの概念と定義について言及しています。このレポートをより理解しやすくするために、文書「グローバルLEIシステムビジネスレポートの背景情報」 に関連概念をまとめました(Background Information on Global LEI System Business Report)。