Global Legal Entity Identifier Foundation(GLEIF)が毎日発行する「連結ファイル」には、LEI発行組織が発行した個々のファイルの内容が含まれており、取引主体に対して発行されたすべてのLEIと、関連するLEI参照データを一覧できます。LEI発行者は付番機関(LOU)とも呼ばれ、LEIの取得を希望する取引主体との窓口となり、登録や、更新、その他サービスを行います。GLEIFが元のソースファイルに変更を加えたり、データ点検を行うことは一切ありません。
グローバルLEIインデックスには、当局の中央リポジトリーの関連参照データなど、過去および最新のLEI記録が含まれています。グローバルLEIインデックスで入手できる情報が引き続きLevel 1 LEI-CDF Format Version 1.0 Concatenated File に含まれるデータに基づくのは、 Level 1 LEI-CDF Format Version 2.1 Concatenated File がレベル1データの権威あるソースになるまでになります。
2016年3月、世界中の公的機関の代表者で構成されるLEI ROCは 「グローバルLEIシステム内の取引主体の直接親会社および最終親会社のデータ収集 – フェーズ1(Collecting data on direct and ultimate parents of legal entities in the Global LEI System – Phase 1)」(以下の「関連リンク」を参照)と題する方針文書を発表しましたそれはグローバルLEIシステムにおけるレベル2データの収集、検証および公開するプロセスを規定する原則を設定しています。2016年12月、GLEIFと5つの「ファーストムーバー」LEI発行組織は、LEIを有する取引主体の直接および最終的親会社に関するデータを収集および検証するエンドツーエンドプロセスを検査するための試用作業を成功裏に完了しました。2017年5月、「誰が誰の親会社なのか」という質問に答える「レベル2」データをLEIデータに含めるための拡張プロセスが開始されました。
上述のように、LEIによって主な参照情報に接続すると、金融取引に参加する取引主体を明確かつ一意に識別することができます。国際標準化機構(ISO)17442標準は、識別に最も欠かせない要素で構成される一連の属性、または取引主体の参照データを規定しています。CDFフォーマットは、 ISO 標準の運営の導入に必要な特異性を規定します。該当する箇所では、データ品質を向上させるため外部標準がCDFフォーマットで含められています。
レベル2 – 親会社参照データフォーマット:LEIを取得していない親会社の参照データの保存方法、およびLEI発行組織とGLEIF間の転送方法を規定する技術フォーマットを定義します。LEI ROC の方針文書「グローバルLEIシステム内の取引主体の直接親会社および最終親会社のデータ収集 – フェーズ1(Collecting data on direct and ultimate parents of legal entities in the Global LEI System – Phase 1)」で決定されているように、初期段階においてLEIを取得していない直接親会社および最終親会の子会社が報告する参照データは、公表しません。