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GLEIFは2018年4月30日までゴールデン・コピー・ファイルおよびデルタ・ファイルのプレビューに対してLEIのステークホルダーから意見を募集

GLEIF連結ファイルに加え、ゴールデン・コピー・ファイルは、LEIデータプールに含まれる情報にアクセスし調査するための確かな手段となります


著者: シュテファン・ヴォルフ

  • 日付: 2018-02-19
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Global Legal Entity Identifier Foundation (GLEIF) が負っている重要な責任の一つは、オープンデータライセンスで、グローバル取引主体識別子(LEI)リポジトリー全体への無料アクセスを保証することです。GLEIF連結ファイルは、LEIデータプールにアクセスする方法を提供します。連結ファイルには、LEI発行組織が公表するLEIおよび関連のLEI参照データが含まれています。参照データは、LEIで識別可能な取引主体の情報を提供します。また、興味を持つ当事者は誰でも簡単に、GLEIFが開発したウェブベースのLEI検索ツールを使って、完全なLEIデータプールにアクセスし検索することができます。

2018年2月、GLEIFはさらに、パブリックプレビューのために、GLEIFのゴールデン・コピー・ファイルの公開を開始しました。ゴールデン・コピー・ファイルは、グローバルLEIインデックスに含まれる情報にアクセスして調査するための確かな手段となります。グローバルLEIインデックスには、当局の中央リポジトリーの関連参照データなど、過去および最新のLEI記録が含まれています。グローバルLEIインデックスは、公開され、標準化され、高品質の取引主体参照データを提供する唯一のグローバルなオンラインの情報源です。

GLEIFは、ゴールデン・コピー・ファイルを毎日3セット発行します。ゴールデン・コピー・ファイルの各更新版については、GLEIFは、4種類のデルタ・ファイルも提供します。(ファイルをダウンロードするには、下記の「関連リンク」を参照してください。)

デルタ・ファイルには、新たに発行されたLEIや、以下のいずれかに公開されたゴールデン・コピー・ファイルに記録されているLEIの参照データへの修正のみが記載されます:

  • 8時間前。
  • 24時間前。
  • 7日前。
  • 1カ月(31日)前(2018年3月11日に初めて月次のデルタ・ファイルを提供)。

このブログ記事は、GLEIFのゴールデン・コピー・ファイルとデルタ・ファイルで入手できる情報を説明したものです。このブログで言及されているコンセプトの詳細が書かれているGLEIFウェブサイトの専用ページへのリンクと、関連の技術文書へのアクセスは、以下の「関連リンク」に記載されています。

GLEIFのゴールデン・コピー・ファイルとデルタ・ファイルにより、新たに発行されたLEIと更新されたLEIに関する最新情報が容易に入手可能に

ゴールデン・コピー・ファイルとデルタ・ファイルの併用については、すぐに使用できる形式でのLEIに関する頻繁な更新情報(1日に3回)と関連参照データの入手を求めるLEIデータのユーザーが特に関心を持っており、以下のことを保証します:

  • データには、技術的な二重附番が含まれてない。
  • ファイルには、GLEIFのゴールデン・コピー・ファイル版にこれまで公開されたすべてのLEI、ならびに前回のゴールデン・コピー・ファイルのリリース以降にLEI発行者が公開した全く新しいLEIが含まれる。
  • 強化された参照データは、グローバル市場に関するより深い見方を提供。

デルタ・ファイルによって、データのユーザーは、LEI母集団全体を含むファイルをダウンロードする必要なしにLEIの新規情報や更新情報および参照データをすぐに識別できるようになります。

GLEIFはゴールデン・コピー・ファイルとデルタ・タファイルについて意見を募集

GLEIFは、ゴールデン・コピー・ファイルについて、LEIデータのユーザーからの意見を募集しています。2018年4月30日までに、 leidata@gleif.org までメールでご連絡ください。ファイルについては、ユーザーの要件に合わせて進化させていきます。

GLEIF連結ファイルとGLEIFのゴールデン・コピー・ファイルとの相違点

GLEIF連結ファイル GLEIFのゴールデン・コピー・ファイル
ソース LEI発行組織が毎日発行する個々のファイル。

LEI発行者は、GLEIFに毎日最大10回まで更新済みファイルをアップロードすることができます。

GLEIF連結ファイルには、GLEIFが毎日1回連結を行う前にLEIが提供する最新の更新済みファイルのコンテンツが含まれています。
単独のゴールデン・コピーのデータベースは、GLEIFが維持します。

GLEIFは、LEI発行者がGLEIFにアップロードしたLEIおよび関連参照データを含む最新ファイルに基づき、データベースを毎日最大10回まで更新します。

データベースの更新により、GLEIFは以下のアクションを行います:
  • 新規のLEIを追加する。
  • 特定のLEIの参照データの修正をアップロードする。
コンテンツ LEI発行者が公表した共通データファイル (CDF) フォーマット に基づく関連参照データを含む過去および最新のLEI記録。

連結ファイルの作成によって、GLEIFがLEI発行体から提供された元のソースファイルを変更することはありません。
関連CDFフォーマットに基づく関連参照データなど、過去および最新のLEI記録。GLEIFは、LEI発行者が提供する元の参照データを変更しません。

GLEIFのゴールデン・コピーのデータベースから抽出された追加の参照データ(以下を参照)を提供します。
技術的な二重付番の可能性あり:
ある発行者から別の発行者へLEIの登録が移転した場合、同一のLEIがLEI発行者2社によって記載されます。
  • 送信側LEI発行者は、登録ステータスをPENDING_ARCHIVALに設定します。
  • 受信側LEI発行者は次に、正確な登録ステータス(ISSUEDなど)で移転されるようLEI記録を公表します。
  • 次の段階で、送信側LEI発行者は、公表からLEI記録を削除します。
第二段階から第三段階の間、つまり短い期間(数日間)において、送信側LEI発行者と受信側LEI発行者両方のLEI記録が並行して公開されます。この場合、同一のLEIが関連連結ファイルに2回公表されます。
技術的な二重付番なし:
あるLEI発行者から別のLEI発行者に移転され、その期間に同一のLEIが連結ファイルに2度記載された場合(詳細は左のコラムを参照)、GLEIFは、この状況を識別して、2つの記録のうちどちらをゴールデン・コピー・ファイルに公表するか決定します。

そのため、「誰が誰なのか」に関するレベル1データを含むゴールデン・コピー・ファイルには、各LEIに一つのデータのみ記載されます。
個々のLEI記録は、失われる可能性があります:
例外的な事例や、技術的な障害の結果として、数日間にわたり、LEI発行者が発行したファイルに、その発行者が管理するLEIの一部が含まれていない場合があります。その結果、関連するLEI記録も、その日に公表された連結ファイルに入っていないことになります。
LEI記録全体:
ゴールデン・コピー・ファイルには常に、前回のゴールデン・コピー・ファイルのリリース以降にLEI発行者が公表した関連参照データや全く新しいLEIを含む、GLEIFのゴールデン・コピーにこれまで公表されたすべてのLEIが含まれています。
発行の頻度 GLEIFは、更新済みのGLEIF連結ファイルを毎日1組発行します。 GLEIFは、更新済みのゴールデン・コピー・ファイルを3組、日次(2:00協定世界時、10:00協定世界時、18:00協定世界時)で提供します。
ファイルのフォーマット XML XML、CSVおよびJSON。
参照データ 追加の参照データはありません:
各LEIは、参照データ、つまりLEIで識別可能な取引主体に関する情報に接続します。連結ファイルには、適用CDFフォーマットの参照データのみが含まれます。
追加参照データ – ジオ・コーディング:
適用CDFフォーマットの参照データに加えて、ゴールデン・コピー・ファイルには、LEI記録の登記住所と本社住所に関する座標(経度、緯度)と規格化された住所文字列が含まれています。
デルタ・ファイル 連結ファイルについては提供なし。 ゴールデン・コピー・ファイルについては提供。

詳細情報は、「GLEIFのゴールデン・コピー・ファイルおよびデルタ・ファイルの仕様とユーザーマニュアル」をご覧ください

ファイルのダウンロード、利用、解釈の方法などのGLEIFのゴールデン・コピー・ファイルとデルタ・ファイルの詳細情報については、 「GLEIFのゴールデン・コピー・ファイルおよびデルタ・ファイルの仕様とユーザーファイル」をご覧ください(GLEIF Golden Copy and Delta Files Specification and User Manual (以下の「関連リンク」を参照)。

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著者について:

シュテファン・ヴォルフは、2014~2024年にGlobal Legal Entity Identifier Foundation(GLEIF)のCEOを務めました。2024年3月以降は、国際商業会議所(ICC)の産業諮問委員会(IAB)でデジタル貿易基準の調整、採用、取り組みにまつわるグローバルプラットフォーム、デジタル標準イニシアティブを率いました。IABの議長に任命される前は2023年からIABの副議長を務めており、同年、ヴォルフはドイツの国際商業会議所(ICC)の理事にも選出されました。

ヴォルフ氏は、2017年1月から2020年6月まで国際標準化機構金融専門委員会FinTech専門諮問グループ(ISO TC 68 FinTech TAG)の副コンビナーを務めていました。2017年1月、ヴォルフ氏は、One World Identityが選ぶトップリーダー100人のひとりに選ばれました。ヴォルフは、データ処理およびグローバルな実施戦略の確立に関して、豊富な経験を持っています。彼はキャリアを通じて、主要なビジネスや製品開発戦略の発展をリードしてきました。また、彼は1989年にISイノベーティブ・ソフトウェア社を共同設立し、初代専務取締役を務めました。その後、同社の後継企業であるIS.テレデータAG取締役会のスポークスマンに選ばれました。同社はその後、インタラクティブ・データ・コーポレーションに買収され、ヴォルフ氏は最高技術責任者に就任しました。彼はフランクフルト・アム・マインのJ.W.ゲーテ大学で経営学の学位を取得しています。


この記事のタグ:
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