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GLEIFの取締役会が新たに5名のメンバーを任命

GLEIFの取締役会にオーストラリア、中国(香港)、ハンガリー、メキシコ、米国から新規メンバーが参加


著者: ヘラルド・ハートシンク

  • 日付: 2016-06-23
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2016年6月22日、Global Legal Entity Identifier Foundation (GLEIF) の取締役会に新たに5名のメンバーが任命されました。GLEIF規則(下記の「関連リンク」参照)の第13条では、取締役会の構成に関して守るべき採用原則が定められています。

GLEIFの取締役会は最小15名、最大25名のメンバーで構成されており、次の各4つの地域グループから少なくとも3名ずつが参加しています。北米(メキシコ、カリブ海沿岸を含む)、ヨーロッパ(独立国家共同体を含む)、アジア(中東を除く)、および中南米・アフリカ・オセアニア・中東取締役会のメンバーの任期は2年で、(取締役会の合意により)さらに2年間の更新が可能です。

新たに次のメンバーがGLEIFの取締役会に参加しました。

  • ダニエル・L・ゴロフ(米国):ゴロフ氏は、科学、技術、経済の飛躍的進歩を支援する民間の慈善団体、アルフレッド・P・スローン財団の副会長およびプログラムディレクターを務めています。彼の興味分野は、行動経済学、政府の規制、再現可能な研究、数学の知識管理、科学の経済性、高等教育に及びます。グロフ氏はハーベイマッド大学で教務課の副課長および学部長を歴任し、現在は数学と経済学の名誉教授を務めています。それ以前は、ハーバード大学の教職員を20年以上務めてきました。グロフ氏は、ホワイトハウス科学技術政策局で大統領の科学顧問を2度経験しており、最近は社会、行動、経済科学のアシスタントディレクターを務めました。
  • ポール・ケネディ(オーストラリア): ケネディ氏は、シドニーのマッコーリー大学で応用財務学の修士課程を担当する名誉フェローで、銀行戦略や財務リスク管理を専門としています。彼は英国ケンブリッジ大学で博士号を取得しました。ケネディ氏は20年以上銀行業およびリスク管理に携わっており、UBS、クレディ・スイス、HSBCなど世界最大級の金融機関で勤務してきました。彼はスイス、英国、オーストラリアでキャリアを積み、米国やアジア全体のチームを含むグローバルな役職を率いてきました。ケネディ氏は、銀行により効率的かつ効果的なリスク管理フレームワークを提供するため、資本や信用モデル、ポリシーや権限委譲に加え、アンチマネーロンダリング(AML)などの法規制の遵守を促進する様々な上級リスク職を務めてきました。また、ケネディ氏はオーストラリアの企業監督機関オーストラリア証券投資委員会(ASIC)で研究およびリスク分析チームのリーダーを務め、オーストラリアの金融行動規制の制定に対し、リスクに基づくアプローチの導入を行ってきました。また、ケネディ氏は、シンガポールを拠点とする、オーストラリアの銀行の保険子会社で取締役会のメンバーを務めています。ケネディ氏は定期的に専門家の会議に講演者として招かれており、規制面での大きな変更に対応すると同時に、リスク管理による測定可能な企業利益の達成に関する様々な記事を公開しています。2016年、新たに認可された英国の新興銀行で最高リスク管理責任者に就任したケネディ氏は、英国の規制当局や、プルーデンス規制機構(PRA)、金融行動監視機構(FCA)による承認のもとで上級管理職を務めています。
  • アルフレード・レイエス・クラフト(メキシコ):レイエス・クラフト氏は、Lex Informática Abogadosの創業パートナーおよび取締役会長です。彼は、AMPICI(メキシコインターネット協会)の上級副会長、電気通信法律協会のメンバー、ISO IEC JTC 1/SC 27/WG 2暗号化およびセキュリティ機構の国内コーディネーター、電子商取引分野の立法推進グループ(GILCE)のメンバーを務めています。また、レイエス・クラフト氏はアルファ・レディ・コミュニティや、インターネット協会メキシコ支部のメンバーです。Lex Informática以前、40年にわたる専門的な経験の中で、レイエス・クラフト氏はアトランティコ銀行の法務会計監査役、NICメキシコの諮問委員会メンバー、AMPICIの会長、BBVAグループの革新概念規制ディレクター、GS1メキシコ管理評議会の事務官(メキシコ標準協会がAMECE電子商取引を形成)を務めてきました。レイエス氏は、メキシコ内のインターネット関連の業績により、キャリアを通じて何度も表彰されています。彼はメキシコ人として初めて、スペインのISMSフォーラムのデータ機密性協会によるCDPP認証を取得しました。レイエス・クラフト氏は、専門家としての活動とともに、パンアメリカン大学の法科大学院過程や、INFOTECの情報技術法の修士課程、国立工科大学やInstituto Tecnológico de Estudios Superiores de Monterrey(ITESM)のバーチャルキャンパスの工学博士課程など、様々な施設で教授を務めてきました。また、彼はサラマンカ大学で、私法の博士号プログラムの一部、電子商取引学部の教授を務めていました。彼は、情報技術、データ保護、個人データ管理の法的事柄に関する様々な本を執筆しています。
  • テルターク・エレメール(ハンガリー) 2016年に退職するまで、テルターク氏は欧州委員会の金融安定・金融サービス・資本市場同盟総局(DG FISMA)(前DG MARKT)の最高顧問を務めていました。それ以前、彼は同じ総局の金融機関で6年間ディレクターを務めてきました。彼は、2005年に欧州委員会に参加する以前、母国の銀行業界や民間部門で15年以上上級職を務めていました。彼は、2002年から2003年までハンガリーのドレスナー銀行、1995年から2001年までKDB銀行の最高経営責任者を務めました。彼はハンガリーで2001年から2002年まで規制担当の国務副長官を、2003年から2004年まで財務省の事務次官を務めました。テルターク・エレメールは、1993年から1995年までハンガリーの国立預金保険基金の初代専務理事を務めました。テルターク・エレメールは、専門職の他に様々な名誉職を兼任しています。彼は、ハンガリーの経済学者協会および監査役協会の取締役会メンバーです。また、彼はブダペスト証券取引所、ハンガリー銀行協会、Government Debt Management Ltd、Student Loan Ltdなど、様々な組織で取締役会のメンバーを歴任し、さらにブダペストの金融・資本市場の仲裁裁判所の仲裁人として登録されています。
  • カム・キュン・ツェー(中国、香港): ツェー氏は、Tradelink Electronic Commerce Limitedの最高経営責任者を務めています。彼は2013年3月に初めて同社の独立非常勤役員となり、その後2015年6月に最高経営責任者に就任しました。その結果、彼はさらに同社のさまざまな子会社、提携先、特定の関連業界団体の取締役を務めることになりました。Tradelink Electronic Commerce Limitedに参加する以前、ツェー氏は主に金融サービス業界でアジア・パシフィック地域を担当してきました。1993年にステート・ストリートに参加した彼は、地域内の投資支援ビジネスを開発、指揮し、2002年には外国人として初めて上級副社長に昇格しました。彼は、2015年初頭に同社の顧問としてのキャリアを完了しました。ステート・ストリートに参加する前、彼はスタンダード・チャータード、オグルヴィ・アンド・メイザー、ベアリング証券、香港政府で勤務していました。ツェー氏は、外部の様々な取締役会や委員会に参加してきました。その貢献により、彼は2008年にアジアン・インベスターの第一回個人サービス賞を受賞しています。現在彼は為替資金諮問委員会内の金融インフラ小委員会のメンバーを務めています。

GLEIF取締役会のメンバーは、より広範なGLEIFチームとともに、つねにLEIが、一意の識別管理を行うためのオープンで信頼性の高いデータを提供する最適な業界標準であることを保証するという組織の業務を継続することに注力しています。

GLEIFの取締役会は2016年6月22日の会合で、まもなく取締役会の任期を満了するティム・スマッカーの多大な貢献に感謝の意を表明しました。スマッカー氏は、2014年6月のGLEIF発足以来、北米代表として取締役会に参加してきました。

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著者について:

ヘラルド・ハートシンクは、金融安定理事会によりGLEIFの取締役会長に任命されました。ヘラルド・ハートシンクおよび他のGLEIF取締役会メンバー全員のプロフィールは、GLEIFウェブサイトでご確認いただけます。


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Global Legal Entity Identifier Foundation (GLEIF), ガバナンス